地球との遊び方を教えてくれる絵本。
風やススキやアリやアジサイやお日様は、きっと、こんなふうにお話してる。こんなふうに遊んでる。
かけおりた北風が
ミノムシを ちょんと つついて口笛ふいた
♪ヒュウ・ヒュウ きみ かわいいね
この小さな生き物は、いまなにをしてるのかな?ヤツデと蝶はなんてお話してるのかな?そんな視点で自然を見つめてみたい(子どもの頃は何にも考えたり心がけたりしなくても、それをしていた気がするのだけれど)。わたしも、大人になるにつれ、一緒に遊ばなくなってしまった自然や小さな生き物たちと、遊びたいなぁと思った。しばらくご無沙汰していた幼馴染と、再会できた!という気分。これからは、また、少しの時間でもいいから毎日遊びたいな。
作詞家の工藤さんは、石井さんの絵を、「ひろびろ・きらきら・さやさや」で、「わーい」とおっしゃっていて。たしかに、詩のあとに広がる一面の絵は、「わーい」という感じだ。この四角い世界にも、地球の遊び場がある。エネルギーを感じる。
よし!子供を連れて、公園へ行こう。わたしも工藤さんや石井さんみたいに、この幼馴染たちに会いに行こう。