子ども心をくすぐる絵本です。
大人の私からみたら、絵本なのに絵が上手くない…
(失礼ですが正直に思ってしまいました…)
もぐらのふうちゃんのおばあちゃんが
出てくるシーンでは、アニメかゲームの世界ですか?!
とびっくりな第一印象でした。
しかし、1歳3カ月のころから息子はこの本がすきで、
何度も読んでとせがんできます。
どうしてなのかな?と考えてみると、
ピッキーやポッキーの顔、はっきりとした線や、
明るい色、正面からのアングル。
子どもの頃、お話を考えながらこういう絵を自分も
描いていたことに気付きました。
安西水丸先生の絵は、子どもが頭の中で思い描いた
世界と近いのではないのでしょうか。
私自身が「絵ってこういうものが良い」と思い込んで
いた事に気付かされ、反省。
ニュートラルな感性を持っていたいものです。