新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ブンナよ、木からおりてこい」 おるがんさんの声

ブンナよ、木からおりてこい 作:水上 勉
出版社:新潮社
税込価格:\572
発行日:1992年06月
ISBN:9784101141145
評価スコア 4
評価ランキング 33,061
みんなの声 総数 1
  • この絵本のレビューを書く
  • 今こそ読んでみませんか!

    子どもの頃に読んだのですが、読み返して感動しました。

    トノサマガエルのブンナは、他の仲間よりも木登りが得意で、それを自慢していました。
    ある日、だれも登れない高い椎の木のてっぺんまで登ります。
    そこは、怖い鳶のえさの貯蔵場所でした。
    土にもぐって休んでいたブンナの上に、鳶がつかまえた雀やねずみやへびなどが運ばれてきます。
    ブンナにとって怖い存在の、ねずみやへびの話を盗み聞きしているうちに、ねずみたちにも自分と同じように、優しい母や恐ろしい敵がいる弱いところがあると知ります。

    鳶のえさになる動物たちのやりとりが、本当にそういう会話をしていると信じたくなるような真実味を感じます。
    緊迫した駆け引きがあったり、土の中のブンナにも危機が訪れたり、息つく間がない展開です。

    ブンナが命について深く深く考えているところは、心に沁みてきます。
    ブンナと一緒に冒険し、成長できると思います。

    決してお説教くさい内容ではありません。

    今、命について考える機会が多くなっています。
    低学年のお子さんなら、数日をかけて読み聞かせてあげて、高学年なら自分で読めると思います。
    物語の最後にいうブンナの言葉を、親子でかみしめてもらいたいです。
    元気をもらえる本です。

    投稿日:2012/09/10

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「ブンナよ、木からおりてこい」のみんなの声を見る

「ブンナよ、木からおりてこい」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

もこ もこもこ / おつきさまこんばんは

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(1人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット