なんてかわいくて、優しい男の子なんでしょう!というのが、いちばんの感想です。
お母さんのために、冬を迎えるまでの季節をバイオリンの練習をする姿は、とってもけなげで、めちゃくちゃ応援したくなります。どんなにうまく弾けなくても、めげずに一生懸命練習している姿に心うたれます。男の子のこの姿勢は、男の子自身を強くし、周りに住む動物たちの心をもひきつけていきました。男の子の魅力と、音楽の魅力の両方を感じることができたと思います。
最後の場面はすてきですね。お母さんもさぞかしうれしかったことでしょう。こんなに心優しい男の子に育ってくれたことを、心から喜んだでしょうね。こちらまで、気持ちがおだやかになっていきました。
静かにむかえるクリスマスにぴったりな絵本です。