娘は3歳で曾祖母を亡くしました。毎週お見舞いに行ったり、今わの際も一連のお別れの儀式もすべて私と一緒に見て来ました。
誰も看てくれる人がいない環境ももちろんありましたが、そうやって可愛がってくれたババだから、最期まで見せたというのもあります。
それは娘に影を落とすでもなく、直球でなにかを訴えたようです。もう会えないという事だけははっきり認識しています。
そして4歳半になった娘と読みました。
わかった?と聞いてみると、首をふりました。
が、毎日自主的に持ってくるのです。
亡くなったのは曾祖母。なついているのはばあば。
作中とは微妙に違うのですが、曾祖母の死を悲しむ人々を見、自分のお人形の服を縫ってくれるばあばを目にしています。
なにか惹かれるものがあるのでしょうか??
どこがどうと説明できないようなのですが、今夜も持ってきました。
一方私は、病院へと送り出してから亡くなるまでの間にもう1P欲しかったと、何度読んでも思うのです。
入院中のエピソードがあればなあ。急すぎて、私もビックリしましたし、娘も最初「えっ」と声をあげていました。それが狙いだったのかな。
それと「ぼく」の行動が、一人っ子の保育園児にしては大人びているように思えて。
決して「死」をどうこうしようと読んだのではなく、母が読みたいばかりに(笑)「物語」として何の気負いもなく読み聞かせてみました。
曾祖母の死について話を出したのは娘です。
私が子供の頃は、誰かが死ぬ話も普通に目にしていたように思うのでそんな風にしてみたのですけど。。。
(というか、悲しい話ばっかりだったような!笑)