あのエリックカールが、こんな本を書いていたなんて初めて知りました。
動物や花や昆虫が
カラフル描かれているお話が多い印象なので
表紙を見て
「人間が描かれてる」と、意外な気持ちで読み始めました。
お話は、パン屋さんがプレッツェルを開発する秘話なのですが
あの独特のプレッツェルの形の裏話も面白かったけれど
あとがき(作者のことば)がとても印象深く、素敵なお話でした。
作者のエリックカールはドイツ育ちで
たくさんのドイツの昔話を聞かせてくれたおばあさんのお話の一つに
このプレッツェルの発明があったこと。
おじさんがパン職人だったこと。
そういう人たちに感謝の気持ちをこめて、本を書いたこと・・。
「もう一つの物語」を感じる
あたたかい一冊です。