日・中・韓平和絵本です。
作者田畑精一さんの実体験でしょうか。
満州事変が始まった年、1931年さくらの光景の中に生まれたぼく。
さくらの光景の中入学した小学校の教科書にも、「サイタ サイタ サクラガ サイタ」。
もちろん、軍国少年として育つぼくですが、
病気で父が亡くなり、戦後、母とともに極貧の生活をするにつれ、
戦争を疑いだすのです。
もちろん、加害者としての日本も見つめて。
そして、戦後65年たって、桜の木が語ります。
戦争はいかん!
そのセリフが重いです。
さくらの情景と一緒に語られる戦争、子ども時代の体験からにじみ出る言葉だからこそ、
子どもたちも感じ取ってくれると思います。小学校の平和学習にいいと思います。