これは、まさに野球少年にむけた本で、絵本の部類に入るのかもしれないけれど、絵本というより小説って感じです。
小さい子にむけて読み聞かせをするような部類の本ではありません。けして。
ホームランを打つ、そして勝つ、というのは、野球少年にとっては夢のようなことでしょう。
でも、現実はそう簡単にはいかない。
いかないけれど...がんばる。それが大事なんだよね、結局。
大活躍できるスーパースターっていうのは、「神にえらばれた」ような人です。
でも、その神に選ばれた人でさえ、努力なしでは結果は出ない。
何事も努力あっての結果だからね。がんばれ、少年。
うちの子は、男の子ですが、まったく野球に興味のない子なので、この主人公ルイの心情などはあまりわからなかったようだけど、野球をこよなく愛する子どもたちに、ぜひ1度読んであげてください。