ホームランを打つコツ、
何かマジックが書いてあるお話なのかな?と
題名を見て思いました。
違いました、等身大の男の子たちのお話です。
主人公もコツを説く彼も。
ヒーローなんかじゃない、
ただ野球を好きな少年たち。
ホームランを打つ夢。
想いが彼らに
しっかり上を向かせ、人生を歩ませている。
野球好きの主人がいるので
娘二人ですが家族でプロ野球観戦には行きます。
プロの球さばき、打ち方、
てんで私にはわからないのですが、
そこには熱狂的なファンと熱気があって、
雰囲気に魅せられるのでした。
夢をみる少年が無数にいるのもわかります。
絵本のシンプルな絵も
そこから先、気持ち、
いろいろ想像がしやすい気がしました。
物語は一見切ない流れに。
が、公園でバッティングフォームを繰り返す彼を
またページを戻り見直し、主人公の目線に。
同じ気持ちになります。
諦めない、夢をみる。
気持ちが前を向かせるのです。
野球が好きでも、そうでなくとも、
絵本から溢れる、夢への気持ちが心に響きます。
ぜひ手にとってみてください。