一人っ子の女の子サラは、ある日、物置で竹のホーキを見つけ、
ララと名付けるのです。
絵本に出てきた魔法使いの女の子を真似して、
サラは、ホーキに魔法をかけようとするのです。
でもなかなかうまくいかない奮闘記です。
ララと名付けるだけあって、ホーキはお友だちのようでもあります。
やがて、ホーキのララと心を通わせることができるようになったサラは、
ララと空を飛ぶことができるようになります。
魔法を信じない両親の姿も盛り込まれます。
後半は、親からの自立がテーマでしょうか。
不思議な余韻が残ります。
「いいえ、あなたはもう大きいの。」
やはり思春期以降でないと、このセリフの重みは理解しにくいと思います。