ある日、外で遊んでいたおはなは水に落ちて病気にかかってしまいます。兄の三郎次は必死で看病しますが良くなる兆しもありません。
そんなある夜、おはなが可愛がっていた木の人形が三郎次に話しかけます・・・。
時代とともに姿を変え、今では豪華な装飾品として大切にしまわれている おひなさま。元来は、人の形をかたどった紙の人形(ひとがた)にけがれをうつし、川に流して、その年の無事を願うものでした。子供の健やかな成長を願う 「流しびな」 から発展したひな祭りの意味が、今の子供たちにも分かりやすく描かれています。
子供の健康を祈る日本の古きよき伝統、かたちだけでなく心も残っていくといいですね。