私自身、子どもの頃大好きだった本です。
みんなのためにテーブルを作ったうさぎさんを
みんなが黙って手伝うはじめる温かいおはなしです。
最初は重そうに動いていたテーブルを運ぶ車の音が、
ごろんごろんからころころころころに変わり、
うさぎさんの足取りも軽くなっていく様子も面白いです。
運んだあと、みんながありがとうありがとうと
言い合うのも温かいですね。
「どうぞのいす」でもそうですが、柿澤さんの
絵は動物たちが愛らしくて優しさを感じさせてくれます。
1歳8カ月の息子は、みんなが本の中の車を押して
お手伝いをする姿が印象的だったのか、
最近は、家族の車いすを押すお手伝いを自分から
始めるようになりました。
息子にとっても好きな本になるといいなぁと思っています。