作の内田麟太郎さんと言えば、「おれたち、ともだち!」シリーズでつとに知られています。
絵の高畠純さんと言えば、「だじゃれ」シリーズが記憶に残っています。
その二人による、「ワニぼう」シリーズの一冊です。
物語は、ワニぼうとおとうさんが、雪だるまを作っているシーンから始まります。
やはり、雪だるまは、ワニ顔なのが笑えます。
三体作ったのですが寂しそうなので、寄り添うようにくっつけます。
翌朝は、家族3人でお出かけ。
どこもかしこも、雪だるまだらけ。
これって、雪があまり降らない町では良く見かける光景です。
ここでは、雪だるまが、動物達。
沢山の種類の動物の雪だるまがあるページは、圧巻。
何ともほのぼのとさせられる良い感じです。
離れている雪だるまは、糸電話で繋がっているので納得ものなのですが、糸電話の存在を知っているのか、一寸疑問。
私の子供の頃の定番で、糸電話は存在したのですが、二人の息子の時は見かけたことがないからです。
ワニぼうが、糸電話を作るシーンなんかとても良いのですが、ここは、糸電話を実際に子供と実演してみた方が良いと思いました。
そんなにストーリー展開に起伏はないのですが、そのほのぼの感がたまらない作品です。
安心して読み聞かせ出来る作品としてオススメします。