たぶんきっと、
なんとなく「タブー」だったような気がします。
心のことは「こたえがない」「自分でかんがえる」「十人十色のこたえ」と
その悩みやもやもやをストレートに答えてくれる本はなく
それが当たり前と漠然となっていた感じがします。
だからこそこの「こころのふしぎ」に切り込んだことが
衝撃的でむしろ新鮮で気持ちがよかったのだと思います。
確かに十人十色の答えがあるのかもしれません。
でもこの本をきっかけにして深く考えていってもいいと思いますし、
「いや、そうじゃない」という方向へ向かって言ってもいいのだと思います。
この本を本当に読みたい年頃の子は
想像以上に親や大人たちにあっけらかんと本心を見せないような気がします。
そんな難しい年ごろの子たちにもよい本だと思います