最初、「3びきのくま」のお話だけかなと思ってめくったらちょっと違っていまして、「3びきのくま」以外にも赤ずきんちゃんやら3びきのこぶたやらが登場して、とてもにぎやかなお話です。
きんまきちゃんと呼ばれる女の子はすべてに登場しますので、その子にまつわるエピソード集といった形とでもいうのでしょうか。
いろんな昔話が盛り込まれたパロディなので、そのお話を知った上で読んだ方が楽しいでしょう。
それとしかけ絵本ですので、一人もしくは少人数で楽しむ絵本です。
絵本の中に小さな絵本が入っているのは、読書としてはとても嬉しい心づかいでした。
次は何?とページをめくる楽しさもありつつ、次はどんなしかけが?というおもしろさもあり、絵本好きなら見入ってしまうこと間違いなし。
「ちょいとあつかましい おんなのこがいました」という始まりにクスリ。かしパン好きというくまにもクスリ。外国でいうかしパンって、絵を見る限りは小さなケーキなんですね。
最初三びきのくまのお話だけと思っていたので、読んでみたら想像以上に楽しい絵本でした。