「おばけ」も「ケーキ屋さん」も子どもたちが心惹かれる言葉です。楽しいお話をイメージしていたら、予想に反して、ちょっぴり切なくジーンとくるお話でした。
ケーキ屋さんが作るケーキは、「おいしさにおどろいて、ひっくりかえってしまう」ほどの美味しいケーキのはずなのに、お店にやってきた女の子はちっとも驚きません。そして「パパのつくるケーキと同じくらい美味しい」というのです。何度食べてもね。「いったい、この子のパパって何者なの?」と思っていたら・・・。あっ、そういうことだったのですか!?
読後、二人で過ごした 何ものにも代えがたい素敵な時間の余韻が残りました。親子のつながり、子どもが親を慕う気持ちが伝わってきました。女の子にはぜひ、幸せになってほしいです。大丈夫ですよね。パパの作った とっても素敵なケーキに込められた「末永くお幸せに」の願いはきっと叶うでしょう!