もぐらがバイオリンの音色に魅せられ、入手し、引き始めます。最初はうまく弾けなかったけど、しだいにうまく弾けるようになります。その様子は、もぐらが地中で弾いている姿だけではなく、地上のようすでもわかるように描かれています。木が見事に成長し、生き物が楽しく生活し始め、みんなが地中からのメロディーに酔いしれている表情に、こちらまで幸せのおすそ分けを頂いているかのよう。
もぐらは地中では一人きりだったけど、音楽を奏でることで、地上のみんなとつながっていたのです。そして、みんなの心を平和にしていたのです。
感動的なストーリーに、心が温まりました。そして、音楽を通して、世界が本当に平和になったらいいなあと、願わずにはいられなくなりました。