春になるとあちこちで花を開くたんぽぽ。
庭の草取り担当としては、たんぽぽは根っこが深くてなかなかやっかいな相手なのですが、黄色の丸い花は可愛らしく、娘たちは大好きです。つんでも誰にも怒られないから余計でしょうね。
この絵本では、たんぽぽの一生が、とても愛情あふれる表現で描かれています。
「春のまだ寒いうちは地面にくっつくようにして小さく花を開く。そして暖かくなってくると安心して背を伸ばし、大きな花を咲かせる。
朝に目を覚まし太陽を見上げ、夕方には眠りにつく。寒い日には急いで、暖かい日にはゆっくりと。」
この絵本を読むと、たんぽぽがまるで一緒に生活をしているお友達のような気がしてきます。
私たちの住む町では、たんぽぽの季節はもう少し先。今年は娘と庭のたんぽぽをじっくり観察してみようと思います。