特徴的な子育てをする生き物たちを、親子のやりとりを通じて紹介しています。
子どもを口の中で育てるカワスズメ、お腹の下でたくさんの子どもたちを抱えて守るザリガニ、ほかの鳥の巣に卵を産み、子育てをしないカッコウなど、7組の親子が登場。
もしそれが人間だったら、自分達だったらどうなる? と、空想しながら楽しく会話をする、主人公のコウジとお母さんのやりとりに心が和みます。
どんな子育ての形であっても、子どもを守り大切に育てる目的は変わらない。親の普遍的な愛情、親子の深い絆を再認識することができる絵本です。
読み聞かせるなら3歳ぐらいから、登場する生き物のデータなど細かい部分まで読み込むなら、小学校低学年でも楽しめる一冊です。