ちょっぴり切ないお話ですが、1つ1つのシーンが決してお涙ちょうだい風に描かれていないので、さらっと読むと、「お父さんと息子の楽しい会話」で済んでしまいます。
けれど、何気ないセリフの中にに切なさが込められていて、子どもに読み聞かせする時につい涙声になってしまいました。
高学年の子にはこの父と子の会話の意味がよくわかったようでしたが、残念ながら下の子には物語の内容がいまいち読み込めないといった風で、「この話はあまり好きじゃない」とまで、言われてしまいました。
と言うのも、ベースに「1光年」という宇宙で使用される光の速さの単位が出てきて、この「1光年」というのが、物語で、とても重要なテーマになっているので、「1光年」が理解できないお子さんには、ちょっとお話が難しいかもしれません。
でも、私と上の子は二重丸をつけたい感動があったので、今回評価は「自信を持って」にさせていただきました。