100万回も死んで、100万回も生きたねこ。
100万人が可愛がり、100万人が悲しんだねこ。
それを自慢にしていたねこの気持ちを変えたのは一匹の白く美しいねこでした。
100万回死んでも悲しくなかったねこは、はじめて愛することを知り、愛する者を失って涙を流す。
悲しいお話のようでもありますが、人にとって何が大切かを教えてくれているようです。
愛情を知って、悲しみを知って、初めて本当に死ぬ事が出来たねこは、幸せだったのかもしれませんね。
永遠に生きるっていうのは羨ましいようでもあり、寂しく辛い事の様にも思えます。色々な事を考えさせられる絵本です。