まだまだ使えるのに捨てられてしまった掃除機のクリーナおばさん。
ゴミの島の仲間達と「まだまだ働けるのに…」とブツブツ。
そこに突然のカミナリ。
ゴミの島の電化製品たちは、カミナリの電気でモーターが動き出し、動ける喜びを思いだす。
一層大きなカミナリとともに、カミナリおばさんがやってきて、クリーナおばさんと仲間達をカミナリの世界に連れて行った。
クリーナおばさん達はそこで大喜びで働きます。
我家はこの本を「こどものとも」傑作シリーズで配本されたのですが、現在市販はされていないのかもしれません。
でも、初版は1974年で、子どものころに読んだことがあるという方は多いと思います。
西内ミナミさん作、絵は堀内誠一さん。
このコンビといえば、「ぐるんぱのようちえん」ですね。
夜のゴミの島のお話なので、暗い色彩の中、カミナリおばさんは鮮やかな光を放ちながら登場するため、とても印象的です。
PSE法が問題となっている現実世界でも、この絵本のように、使われなくなった電化製品たちが、また楽しく働ける場所があるといいですね。