大切にしていたモノを仲間たちに分け与える。自分の持ち分は少なくなっちゃったけど、喜ぶ仲間の様子を見て幸せな気分になる。ちょっと教訓ぽいところもあるけれど、美しい絵と、シンプルでストレートな展開が心地よい。
最近は臆面もなく自らの物欲や所有欲をひけらかす「勝ち組」長者がマスコミに取り上げられるご時世。「それだけで本当に幸せ?」とついついツッコミたくなるものの、ヒルズ族しかり、輝くウロコを持つ魚は、同じように輝く魚たちだけで群れている。彼らには、にじうおのうれしい気持ちなんて理解できないんだろうなぁ…。
などという御託は、2歳の娘には無関係。絵を見て何か自分なりのストーリーができているらしく、ブツブツ言いながらページをめくっています。でもお魚がでてくるとみんな金魚になっちゃうんだよねぇ。今度、水族館につれていってあげなくっちゃ。