沖縄の昔話です。
三良は心優しい男で、働き者
しかし、困ったくせがあった。みんなが鼻をつまむほどのへこきだった。ところがある年の秋豊作で村中大よろこびしている時首里の王府から年貢のとりたてがあり、米もアワ。イモもみんな持っていかれてしまった。三良は海につりに出かけて、帰りにガジュマルのしげみから出てきたキジムナーキジムナーとすもうとろうと言われ「おまえが負けたらマブイ(たましい)をもらうぞと言われ、三良は負けられない、負けたら死んでしまう。その時三良はおなかに力を入れて
。「ぶおっ!」とおならをした。不思議な事にその音といっしょにキジムナーのすがたが、ふわーっときえてしまった。その後のお話は絵本で読んでみてください。絵は、儀間さんの版画で迫力もありおもしろいですよ。