おなじみのティモシーとサラのシリーズ。今回は森へのキャンプに出かけるお話しです。秋も深まった今の季節にぴったりの絵本でした。森の風景の描写がとても丁寧に美しく描かれていて、そこに溶け込むティモシーとサラがとてもかわいく描かれています。
私もこのシリーズの絵は、「ちょっと甘すぎるかな?」と以前から感じていたのですが、この絵本に関しては、色調が落ち着いているからなのか、とてもお話しにマッチしていて良かったです。
お話しもティモシーとサラと「もりのようせい」の交流が丁寧に描かれていて、もりのようせいの素直になれない気持ち、せっかく仲良くなってもみんなすぐに帰ってしまうことへの、寂しい気持ちがすごくよく伝わってきます。
大きな木に上ったもりのようせいをティモシーとサラが見上げている絵がとても印象的。この絵本で秋を満喫して下さい。