マウルスは夏の間は村のヤギたちを預かって、山の牧場へ連れて行く仕事をしています。
マウルスがその間に泊まっている家には、三匹のヤギがいますが、ちょっとやんちゃのようです。
でも、マウルスは油断してしまうのです。
その結果・・・大変なことに・・・
この絵本は大きくて文章も多いのですが、読み始めるとぐいぐいと引っ張られて、次の展開が気になって長さを感じさせません。
マウルスがヤギたちを数える時の歌(?)が面白いのです。
こういうリズムのある文章は、子どもたちを飽きさせないですね。
けがをしてしまったけど、無事にかえってきたマウルスを、村の人々が温かく迎えてくれます。
しかし、仕事は最後まできちんと責任を持ってさせます。
読み手も自分が達成したような気持ちになれるでしょう。
最後の絵にほっとします。がんばったからこその休息です。
男の子におすすめです。