最近、昔話が好きな息子に、こんどは「うらしまたろう」をよんであげました。
こどものころ、読んだときにも、
「なぜかめを助けたお礼に、竜宮城につれていかれ、
おじいさんにさせられちゃうの〜!」
となんだか理不尽な気がしたのですが、
息子も同じように感じたようで、
「おじいさんになっちゃってかわいそうだね」といっていました。
「めでたし。めでたし。」で終わる昔話が多い中で、
いいことをしたはずのうらしまたろうが、なぜ?
巻末の松谷みよ子さんの解説を読んで、なるほど、と思いました。
それでもやっぱりせつないです。
最後の乙姫さまの言葉がさらにせつなさを増します。
でも、うらしまたろうにとっては、
おじいさんになったほうが、しあわせだったのかもしれませんね。