ある動物園に住んでいるライオンは、街の皆から「ごきげんなライオンくん」と親しまれて愛されている存在。
ある日、鍵が開いていることに気づいたライオンくん、じゃぁ今日は自分からみんなに挨拶しに出かけよう♪と街中へ・・・。
猛獣のはず・・・なんだけれど、おっとりしている性格が顔に表れているんですよね、このライオンくん。
デュボアザンさんの挿絵がすごくはまっています。
ライオンが街中にいきなり現れたら・・・・
それがいつも親しんでいる「ごきげんなライオンくん」であっても・・・
やっぱり、こうなりますよね(笑)
見開きで、街中の人々が逃げ惑うページはなかなか壮観です。
そこからどうやってライオンくんがもとの家に戻っていくのか。
それが、このお話の大事なところ。
ぜひ、手にとって読んでみてください。
色味の少ない挿絵なんですけれど、フランスの街中の雰囲気がよく出ていて素敵です。
文章は長めですので、長いお話が楽しめるようになったお子さんにお勧めです。