サントリー宣伝部時代の大ヒット「アンクルトリス」が懐かしい柳原 良平さんのファーストブック向けの絵本です。
家中のものに「くん」「ちゃん」「さん」と名付けて擬人化しているのですが、どの表情も絶品です。
そのバランス感覚は、まさにデザイナーならではのもの。
ストーリ−も単純ながら、朝起きて寝るまでの流れで綴られており、最後には登場人物がみんな寝てしまうという懲りようで、文句のつけようがありません。
みんなともだちという題目も、言いえて妙で、まわりのものに対してこんな気持ちで赤ちゃんが接してくれたら、優しい気持ちを持つ子に育つのは間違いありません。
是非ファーストブックに加えて欲しい一冊としてオススメします。