まず、表紙を開いたところの、にじいろさかなとくじらのショットの美しさが目をひきました。
いつも美しいにじいろさかなシリーズですが、くじらという雄大な存在がそこに描かれると、さらに優美でうっとりしてしまいます。
光るうろこに見とれていたくじら。でもジロジロ見られたことで、食べられてしまうんじゃないかと恐れた魚たち。
どちらも悪くないんだけど、すれ違いって起こってしまうんですよね。
そんなとき解決できるのは、やはり「話す」こと。自分が思っていることを相手に言葉にして伝えることは、すごく単純なんだけど、一番効果的なんだと、あらためて気づかされました。
こうして、誰とでも打ち解けられる、そんな人になりたいですね。子供も、そして大人も。