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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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やまんば山のモッコたち」 ガーリャさんの声

やまんば山のモッコたち 作:富安 陽子
絵:降矢 なな
出版社:福音館書店
税込価格:\1,650
発行日:2000年
ISBN:9784834017236
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,317
みんなの声 総数 13
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  • 2人で楽しむ童話

     もうこんな分厚い本まで自分で読めるようになってしまいました。大人が読む小説とまったく変わりません。でも、大好きな富安さんと降矢さんの作品・・・
    「ママもいっしょに読みたいから、読み聞かせ用にとっておいて」と頼んで、娘といっしょに読みました。

     セリフの箇所を読むのは、娘の担当。
    私よりもはるかに上手に、生き生きと、感情を込めて読んでくれます。まるで自分が読み聞かせをしてもらっているような気分! 
    娘の成長を嬉しく思いながら、2人で読む1冊の本を楽しみました。
     「まゆとおに」の絵本を読んだのは、ついきのうのことのようなのに・・・過ぎた日々を恋しく思う前に、今こうしていっしょにこの本を読んでいる時間を楽しもう・・・そんな気持ちになれました。

     娘は、すぐにこのお話に夢中になり、新しい章に変わるたびに、見返しの「モッコたちの暮らす霜里」の地図を見ながら、それぞれの場所を確認し、楽しそうに話していました。

     特に、気に入ったお話は、「ガタロ沼の水曜日」。インフルエンザで休んでいたときにも、
    「ママ、このお話、もう1度読んで」と言って、昼間から本を読んでもらえるのが嬉しくてたまらない様子でした。
    たまには、こんなゆったりした時間もいいものですね。

     「ガタロぬま」は、「こんにちは おてがみです」の絵本の、まゆからのお手紙にも出てくるのですが、今まで謎だったそのお手紙の背景も知ることができ、2倍楽しめました。

     また、この本には、おいしそうな山の幸がたくさん出てきて、どれも食べてみたくなります。やまんばの手料理は、豪快で、それでいて、自然の味を大切にした、心のこもったものばかり。

     娘も、「おいしそう!」と舌鼓を打っていました。
    娘が食べてみたいと思ったものは、「クルミのはちみつ煮、かやくごはん、クリームスープ、まゆとけいたが焼いたおばけケーキ、ヤマモモの砂糖漬け、木いちごのジャム、あげコロ餅、やまんば汁、やまんば餅、雪女が凍らせたアイスクリーム」だそうです。
     本当においしそうなものばかりですね。

    投稿日:2012/02/08

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