忠臣蔵と聞くと、赤穂浪士のお話があまりにも有名ですが
これは、歌舞伎の忠臣蔵で
浅野内匠頭と吉良上野介の話ではありません。
しかし、47人の浪士たちが、仇討ちのために討ち入りする話です。
先に「義経千本桜」を読んだのですが
この本も、美しい絵と、わかりやすい文で
あっという間にお話の世界に引き込まれます。
(名前が難読なのがご愛敬ですが、ちゃんとルビがあります)
一見わかりにくそうな歌舞伎のお話が
こんなに魅力的なお話だったんですね。
「フーゾク」等の大人表現もちょくちょく出てきますので
大人向け絵本かな・・。
歌舞伎という芸術がここまで続いた理由がわかるような
伝統を感じる、一冊です。