読書週間にぴったりですね。
題名と表紙でピン!ときたら、もうこの作品を楽しめること間違いなしですね。
「おおかみと7ひきのこやぎ」、「赤ずきん」、「3びきのこぶた」を愛読(?)している、
おおかみが主人公です。
プロローグから、衝撃的です。
ばあちゃんに昔話を読み聞かせしてもらっている光景がセピア色で描かれ、
そのコメントがすごいです。
そう、おおかみの視点から見れば、おおかみだって被害者…。
そこに描かれた、こやぎ、赤ずきん、こぶたの姿と言ったら!
題名に納得です。
さて、もう立派に大きくなったおおかみ(一人暮らしの様子を見れば、わかりますね)、
早速狩りに出かけます。
怖い面々に気を付けて・・・、と、でもね、やっぱり遭遇してしまうのですね。
まるで、絵本と同じ様子の面々。
もちろん、絵本を熟知しているおおかみは対策を立てるのですが、
見事、はぐらかされてしまうという訳です。
そう、怖い面々もちゃんと対策を立てていることは、ちゃんと描かれています。
なるほど、見事なオチです。
しかも、裏表紙では、また続編でしょうか、気になる絵です。
昔話のブックトークで使ってみます。