クークーの背中だけが海にポツンと浮かぶ絵から始まるのですが、とても綺麗な絵です。
空の薄い青と海の青とそして赤だけの絵なのですが、惹かれて、子供と一緒にじっと見てました。
主人公のさかなのクークーが、目覚めて星を食べてしまい、真っ暗になってしまいます。
でも、食べすぎで星を吐き出してしまい、元の星空の世界に戻るのです。
何の変哲もないお話なのですが、読んだ後になぜか心をほっとさせてくれます。
クークーというキャラクターと、よこた みのるさんが描く絵のタッチがとても優しいので、そう感じさせてくれるのでしょう。
メルヘンを感じさせてくれる一冊です。