私は母親ですから、父子の関係というのはつかめません。でもこういう感じなのかな。
母とは駆け引きを楽しんで甘えていた子ですが、今度はお父さんが圧倒的に不利。
思いも寄らぬ子供の質問にあたふたしながらも、自分でそうだそうだと納得するかのごとくお父さんになった瞬間を探っていく。
我が家はあまり育児に熱心なお父さんではないので、他の絵本にあるような大きく温かく誕生の瞬間を話してやるような父ではなく、きっとこんな風に自分の言葉を捜しながら愛情を伝えようとする事でしょう。
我が家にとって、『ぼくとおかあさん』と共に身近でした。
お母さんよりお父さんの方が夢見がちというのもおもしろいですね。