おかあさん、げんきですか。」 金のりんごさんの声

おかあさん、げんきですか。 作:後藤 竜二
絵:武田 美穂
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,540
発行日:2006年04月
ISBN:9784591092101
評価スコア 4.76
評価ランキング 724
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  • 子どもに自分で読んで欲しい本

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    最初に読んだ時は「うひゃ〜」という感じでした。
    主人公の「ぼく」がおかあさんにこんなことしないでほしいと思っていることが、まさに私のやっていることだったんですもの。
    「わかった?」って最後につける(時々その後に「わかったら、返事しなさい」というのもついたりします)し、子ども部屋を「も〜このぶたごやみたいな部屋はなに?」なんて言っちゃいます。
    母には耳の痛い描写が続きますが、反対から考えれば、これだけ子どもが成長してきたということ。お母さんへの「ぼく」の手紙を読みながら、「ぼく」は着実にお母さんと共に大きくなってきたんだということが伝わってきます。
    文章の中で、さらっと母子家庭であることにも触れ、二人がなんやかや言いながら、お互いに支えあって暮らしてきたことも窺えます。
    「ぼく」の手紙では、ガミガミおばさん人形風のおかあさんの姿も、最後のページでは、優しそうな生きているおかあさんになっているところもなかなか心憎いです。

    絵本の形はとっていますが、あまり小さい子には向かないと思います。
    親が子どもに読み聞かせる本というよりは、小学校中学年くらいからの子どもが、自分で読むのに良い本だと思います。

    面白さの中に、ほろりとするものがある絵本です。

    投稿日:2006/09/09

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