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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

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花散里

ママ・30代・京都府、女8歳 男3歳

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花散里さんの声

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なかなかよいと思う 矛盾を抱えて存在する意義  投稿日:2008/01/25
さむがりやのゆきだるま
さむがりやのゆきだるま 作: 三田村信行
絵: 小野 かおる

出版社: 小峰書店
「さむがりやのゆきだるま」
そう、雪だるまなのに寒がり!
鍋焼きうどんを食べ、お酒を飲み、お風呂に浸かり、布団に入り・・・
でも体が雪でできているから、どんなにあっためても、寒い。
そして、どんどんと溶けていき、
それでも最後まで「さむい、さむ・・・」とつぶやき、
最後はお布団の小さなしみに。
そのしみもお日様に干したらなくなってしまう。

いわゆる「かわいい」オチはなし。
「ああ〜いいお話だったな〜」と感動するものでもない。
しかし、頭の中には作者が問いかけるものが残る。
私にとってそれは「矛盾を抱えて存在する意義」。
人間、さまざまな矛盾を抱えて生きていて
できることなら、その矛盾を無くしたいと思うけれど、
その矛盾を無くすことは、その人間ではなくなることなのか、と。
うーん、難しい。

作者の「おとうさんがいっぱい」も、存在の不確かさを描いたものでしたが、
このようなテーマの絵本、児童書は私はほかに見たことがありません。
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自信を持っておすすめしたい 子どもの視線を思い出させます  投稿日:2008/01/21
雨、あめ
雨、あめ 作: ピーター・スピアー
出版社: 評論社
雨の日の蜘蛛の巣の美しさ、雨の花を見入った水たまり、
バシャバシャと水たまりに入って遊んだこと、
雨宿りをしている動物の様子・・・・
そして、雨上がりの朝日が照らし出す輝くような風景。
カッパを着て傘を差して、雨の日探検に出掛けた姉と弟の視点が
詳細な美しいイラストで描かれています。
子どもにとっては、雨の日は楽しい発見でいっぱい!
ついつい忘れがちな子どもの視点を思い出させてくれます。
ピーター・スピアーはお父さんがジャーナリストで
本人も第二次世界大戦中、ナチスの強制収容所に収容されていたとか。
それだからこそ、雨の日という、一見憂鬱な日々の美しさを
絵本にしたのだろうか・・・などと思ってしまいます。
「せかいのひとびと」とともにオススメ。
文字のない絵本の素敵さを私に教えてくれた本です。
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自信を持っておすすめしたい 思い出の贈り物  投稿日:2008/01/19
ピーターラビットの絵本贈り物セット
ピーターラビットの絵本贈り物セット 作: ビアトリクス・ポター
絵: ビアトリクス・ポター
訳: いしい ももこ まさき るりこ なかがわ りえこ

出版社: 福音館書店
8歳の娘を出産したとき、
今は亡き職場の大先輩がプレゼントしてくださいました。
故人をしのぶ思い出の贈り物になってしまいました。
娘は3〜5歳ごろ、ピーターラビットにはまり、
毎晩数冊を読み聞かせしているうちに、
私の娘も徐々にピーターラビットの大ファンに。
まず絵の繊細な美しさ・・・
花々が咲き、緑がまぶしい絵を見ていると、
舞台となったイギリス湖水地方にいつか行きたい!と思わせられます。
かわいい動物たちのユーモアあふれる様子が楽しいです。
そして、ただ絵がかわいいだけではなく
人生について教えられる寓話的なところもあります。

ピーターラビットはもともと、ビアトリクス・ポターが
病気の一人の子供を喜ばせるために生まれたそうです。
一人の子のために心をこめて描かれたものだからこそ
多くの人の心に残るのかしら・・・
まとめるとけっこう高価で、自分ではなかなか買えないかも・・・
と思いますが、数人が集まって出産祝いに差し上げたりすると
きっと喜ばれるのでは・・・
石井桃子さんの翻訳も素敵です。
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