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痛烈な皮肉
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投稿日:2015/01/31 |
シュール&ホラーです。
しかも、ものすごい皮肉。
親は、わが子のことを、ちっとも見ていない。
テレビを見ないで、早く食べなさい、という親に、あっけらかんと、テレビを
呑み込んでしまう子ども。
もはや、言葉もまともに通じていない。
学校では、子どもが大挙して見えなくなっても、全く何でもないふうの先
生。
終には、子どもが、テレビに取り込まれてあちらの世界に行ってしまって
も、誰も気づかない。
実に恐ろしい・・・
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特別養護学校で
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投稿日:2015/01/31 |
図書館で読もうとしたら、
「くまがこわーい!」
と、何回か敬遠されることがあった本です。
たまたま、養護学校の子どもたちに読んだら、怖がるということはなく、と
てもいい反応でした。
わぉ!のところを、手を挙げ、みんなで唱和するようにしてみたのです。
初めは、バラバラで、ぎこちなかったのが、だんだんぴったりと息が合うよう
になっていき、その後、何度もリクエストされました。
担任によると、みんなの反応が、こんなに一つにまとまることは、とても珍
しいのだそうです。
この絵本には、秘めた力があるような気がしました。
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読み聞かせデビューにうってつけ
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投稿日:2015/01/31 |
初めての物語絵本としておすすめです。
お話に慣れていない子でも、まず、この明るいくっきりとした色合いには
引き付けられると思います。
あとは、なんといっても、くまとうさんと、くまかあさんと、くまぼうやというよう
な、わかりやすい文章です。
それと、お定まりの三つの繰り返しがあるので、最後まで飽きずに聞いて
もらえる可能性が高いです。
好奇心の塊のような、いたずらっ娘のきんいろまきげちゃんも、子どもた
ちには、魅力的でしょう。
『さんびきのくま』は、いろいろあります。
中でも、小さい子が最後まで、聞いてくれるのは、この本だと思います。
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遠回しの反戦絵本
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投稿日:2015/01/28 |
セピア色のトーンで描かれたこのお話は、まるで昔の映画を見ているよ
う。
戦争のために、離れ離れになっていた父と娘の気持ちが、会話と行動
によって、徐々に歩み寄っていく様が、丁寧に描かれています。
戦争という重い背景があったからこそ、つかの間の、忘れがたい記憶とし
て、鮮やかに心に残ったのでしょう。
そしてその強い思いが、この本を誕生させたのだと思います。
父親が、娘に正直に向き合って、本心で会話しているところや、さりげ
なく気持ちに寄り添ってくれるところが、あたたかな感動を誘います。
直截的ではないですが、静かな反戦絵本ではないでしょうか。
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歴史の生き証人
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投稿日:2015/01/28 |
チェコに生まれ、時代に翻弄され乍ら、常に描き続けたピーター・シスの
壮大な自叙伝です。
子ども時代も含めて、膨大な数の絵で構成されているので、一つ一つ
が、切手のように小さくなっていますが、どれも愛おしくて、外せなかった
ということはよくわかります。
細かな線の一つ一つに、見たものは、すべてとどめておこうという、強い
意志がにじみ出ている気がします。
絵を描くことは、自分を支えることであり、世界を見つめることであり、と
りもなおさず、生きていることの証であったのでしょう。
そしてそれは、そのまま貴重な歴史の記録となって、私たちに、自由や
平和について、考えさせてくれるのです。
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フィンランドの守り神
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投稿日:2015/01/27 |
トントゥは、ずーっと昔から、フィンランドのそこかしこにいた守り神たちで
す。
人々の暮らしのそばで、時には人を助け、たまには邪魔し、人間の生
活に、密着しながら存在していました。
いろいろトラブルがあっても、生活に楽しませてくれて、潤いをもたらす存
在であったようです。
そんな楽しいエピソードを十四話集めたこの絵本は、毎晩一話ずつ読
んであげるのに無理のない長さじゃないでしょうか。
随所に、フィンランドの暮らしや、風習なども垣間見られるところも、お
すすめです。
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どこまでもにぎやかに
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投稿日:2015/01/27 |
ふとした拍子に、ハエを飲み込んでしまったおばあさんが、次から次へ
と、より大きな生き物を飲み込んでいってしまうお話に、聞いている子ど
もたちは、
「えーっ!えーっ!えーっ!」。
を連発しっぱなし。
シュールこの上ない話ではありますが、カラフルな文字と絵のゴチャゴチャ
感が、楽しい雰囲気に転化させてくれるようです。
最後は、おばあさんが亡くなってしまっても、
「そりゃそうだよね〜ウマを飲んだんだもん」
って、あっけらかーんと、みんなで笑いあって終われるような楽しさが残る
ところが、子どもに支持されると思います。
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わにの表情が秀逸
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投稿日:2015/01/27 |
ポール・ガルドンは、昔話の絵をたくさん描いていますが、どれも伸び
やかでいいですね。
これは、わにの表情が、特に秀逸。
岩の上に張り付いて、岩のふりをしているところをなんか、下心が見えて
見事だなぁと思います。
あと、カバーの付いている本があったら、ぜひ広げて見せてください。
頭から尻尾まで、一匹まんま描かれているのです!
子どもたちの見せると、その迫力に、
「おおーっ!」
と歓声が上がりますよ。
話が長いので、声に出して読みこなすには、体力がいるかな。
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一回では済みませんから
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投稿日:2015/01/26 |
妖怪で、ガマで、殿様で、しかも宇宙人が出てくるって!
とんでもない設定ですが、さすが凝り性のよしながさん。
見返しの表に30種類の妖怪、裏には、11種類の宇宙人が描いてい
て、それを、ご丁寧にも、本文のあちこちに登場させているのですから、
もう大変。
一回読んで終わり、ってなことにはさせません。
でも、子どもにとっては、それも絵本を開く楽しみなんでしょうね。
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ドン・フリーマンの大ファン
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投稿日:2015/01/26 |
ドン・フリーマンの絵って、シンプルで温かみがあって、惹かれます。
必要最小限な描写しかしていないところが、子どもを無理なくお話の
世界に引き込むのではないでしょうか。
女の子の一つ一つのしぐさが、とてもかわいらしく、それがこのお話全体
の印象に結び付いているようです。
なんといっても、ラストのスキップしながら帰る後姿が秀逸。
それだけで、女の子の心の中が手に取るように伝わってきます。
ドン・フリーマンの絵本は、どれも温かさがにじみ出ていて、優しい気持
ちにされられるものばかり。
『とんでとんでサンフランシスコ』が一番ですが、これは、その次くらい
に、好きです。
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