![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
うまれたばかりの赤んぼうだったとき、ぼくのからだはおかあさんの手のひらにすっぽりおさまってしまうくらい、小さかったらしい。しんちょうは十五センチ、たいじゅうは百グラム。おかあさんのたいじゅうは、ぼくの千倍の百キログラム。──パンダのユウユウとおかあさんはいつでもなかよし。起きているときも寝ているときもおかあさんといっしょ。野生パンダの親子の生態、子育てや独り立ちのドラマがやさしいお話で読める。
野生パンダの親子の愛と子パンダの独り立ちを描く優しい絵童話。
さやさやと、竹の葉っぱが鳴っている。 おかあさんといっしょに、朝ごはんを食べる。 すずしい竹林のなかで。 おかあさんは、ふとい竹の幹をりょうほうの手に持って、シャーッ、シャーッと、かわをはぐようにして食べる。 ぼくもおかあさんのまねをして、食べてみる。 おかあさんのひざの上で。─本文より。
子どもたちに人気の動物の家族をテーマにした童話シリーズ「どうぶつのかぞく」。 動物たちのユニークな子育てや家族が力を合わせてが生き抜く様子を題材に8人の豪華執筆陣が描き下ろし、動物学の第一人者である今泉忠明先生がお話とコラムを監修。 小学低学年から中学年向けの創作童話です。 2018年12月から3ヶ月連続で刊行致します。
●シリーズ「どうぶつのかぞく」の特色 ・各児童文学賞受賞作家やベストセラー作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし。 ・動物学の第一人者、今泉忠明先生によるお話とコラムの監修。 ・「物語の楽しさ」を第一に書かれた作品は、どの一冊をとっても、すぐれた童話作品として楽しむことができます。また、シリーズを通して読むことで、さまざまな動物の生態を知ることはもちろん、親子の愛情や自然界で生きる厳しさ、命の尊さを学べます。 ・ほぼすべての見開きに、実力ある画家によるイラストが入っていて、低学年から、ひとりで読めます。 ・巻末に収録したコラムページで、どうぶつへの理解がさらに深まります。 ・A5判、80ページ(一部カラー)。朝読にもぴったりのボリュームです。 ラインアップ予定
12月 パンダのおはなし(小手鞠るい) ペンギンのおはなし(吉野万理子) 1月 カンガルーのおはなし(佐川芳枝) アフリカ象のおはなし(如月かずさ) ライオンのおはなし(村上しい子) 2月 ホッキョクグマのおはなし(小林深雪) チーターのおはなし(佐藤まどか) キリンのおはなし(茂市久美子)
|