![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
おひな様がつなぐ家族の物語
小学校4年生の由良は、母親の長期出張ため、祖母の家に預けられる。祖母が住むのは、季節がくると、町中がひな人形で飾られるおひな様の町だ。女の子の幸せを願う“ひな祭り”に出会ったちょっと不思議な物語。
いとうみくさんの長編読み物。いとうみくさんは、デビュー作『糸子の体重計』で、日本児童文学者協会新人賞を受賞。その後も、『空へ』で、日本児童文芸家協会賞を受賞。『かあちゃん取扱説明書』で、夏の読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれるなど、多くの賞を受賞している人気作家です。
本作品は、母親が仕事で長期出張に出ている間、ひな祭りで有名な町に住む祖母の家に預けられた少女が、出会った不思議な世界を描きます。リアリズムの作者が初めて書き下ろしたファンタジックな物語。
主人公の少女は、小学校4年生。ひょんなことから、おひな様の声が聞こえることに気がつきます。そのおひな様とは?
あなたを守ってくれるおひな様の声が、あなたは聞こえますか?
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
小学校中学年くらいの特に女の子は共感できる児童書ではないでしょうか。
「おひなさま」って女の子にとっては特別な物。
誕生を祝い成長を願い買ってもらった、家族の気持ちがつまったものではないでしょうか。
春休みの1冊としても、とてもよい本に思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子9歳)
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