
主人公のロッキーはパラサウロロフスの子ども。仲良しのマズ、タイニー、ビルといつも一緒で、足が速くて元気いっぱいな恐竜です。
ロッキーがあこがれているのは大きくて恐ろしい恐竜のギガントサウルス! ギガントが走ったり食べ物を集めたりしている絵のギガントカードをとても大事にしています。
そのカードでは、ギガントはいつもひとり。だからロッキーは、ケガをしても助けてくれようとしたタイニーに言いました。ギガントはいつもひとりだから、ぼくもひとりで大丈夫だと。その後もロッキーは助けようとしてくれる友達に怒ってばかり。ギガントへのあこがれが強すぎて、ちょっぴり暴走気味です。
そんなロッキーたちの前に、突然本物のギガントサウルスが! でも、なんだか様子が変。実はロッキーがケガをしたときに転がしてしまった石が、ギガントの足の指の間に挟まっていたのです。石を取ってあげようと考えたロッキーたち。赤ちゃんの頃にお母さんが「ムー」と音を出してあやしてくれていたという話を思い出します。早速「ムー」と音を出し始めるロッキー。それを聞いたギガントの反応は……。
ロッキーはアニメ『ギガントサウルス』でもおなじみのキャラクター。アニメと同名タイトルの原作絵本でも人気です。「ギガントサウルス」シリーズの絵本には、マズ、タイニー、ビルがそれぞれ主人公になったものもあるので、ぜひお気に入りを探してみてくださいね。
(近野明日花 絵本ナビライター)

元気いっぱい!勇敢な恐竜ロッキー
頭のとさかがチャームポイントの、パラサウロロフスのロッキー。いつも元気で、だれよりも強くてだれよりも速い恐竜になりたいと思っています。そう、肉食恐竜ギガントサウルスみたいに。ある日、ロッキーが山道を駆けのぼっているときに、転んでケガをしてしまいますが、そのことをきっかけに、大変なことが巻き起こります。ロッキーはひとりで解決しようとしますが、果たしてうまくいくのでしょうか?
【編集担当からのおすすめ情報】 アニメ『ギガントサウルス』の主要キャラクター、パラサウロロフスのロッキーのお話です。
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