![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
おかしな出来事。懐かしい味。気のきいた小咄。ほろりとする実話・・・・。 大昔から、南島では愉快でおかしな話、気のきいた話が折りにふれて、祖父母、両親、友だちから子や孫、隣近所に口伝えらされてきた。 一例をあげましょう。 〈ある事で失敗して孤立無援の状態にある先輩を激励に訪ねたら、本に囲まれた小さな書斎で読書をしていた。 「すごい本ですネ」と僕が言うと、 「四面書架ッ」 これなら大丈夫だと思った〉 などなど、ときにジーンとさせられ、どこから読んでも、面白い! 卓越したエスプリ、巧まざるユーモア、脈打つ自由の精神。 八重山に行きたくなること、請けあいます。お尻が思わず浮く名随筆です。
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