![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
暗い嵐の目のように、恐ろしいユニコーンの周りには黒い煙が渦巻き、彼らの後ろには雷が鳴り響き、稲妻がはるか下の大地に堕ちていく。この小説の世界では、今までの「キラキラ」「カワイイ」イメージのユニコーンとは正反対。「獰猛」「危険」「血みどろ」ダークな存在として描かれます。
≪あらすじ≫ 子供も大人も憧れるユニコーンライダーという職業が存在します。しかし、ある日のユニコーンレースで国民がテレビの前で見守る中、魔法の力で死闘を繰り広げ、優勝したユニコーンが何者かにさらわれ、レース会場は阿鼻叫喚の地獄と化してしまいました。 父と姉の3人暮らし、学校ではいじめられているが心優しい主人公のスカンダーも、ユニコーンライダーに憧れる13歳の男の子。 すべての子供たちは13歳でライダーの適正試験を受ける権利が与えられています。しかし、スカンダーは受けられるはずの試験会場に入ることすらできず、理由もわからず追い返されてしまいます。
落ち込んでいたその夜、一人の女性ライダーがユニコーンに乗ってスカンダーを迎えに来ます。 「おまえは特別なんだ」「母親からおまえのことを頼まれている」 と彼女は言います。何が起こっているかわからない不安と、ユニコーンライダーになれる可能性があると知ったスカンダーが連れてこられたのは、自身のユニコーンと出会うために、絆を確かめる最終試験会場でした。 ユニコーンをさらった者の正体をめぐるミステリー。出会った仲間たちとの成長物語、母親の謎と自身のルーツをさがす冒険物語など、いくつもの要素で楽しめる小説となっております。
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントによる映画制作も決定。
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