
ことりのちいさなこえにのせた、おおきな思い。みんなのこころを動かし、森を救う!
さわがしい森のなか、おしゃべりが苦手なことりのこえは、だれにも届きそうにありません。ある朝、ことりはおそろしい光景を目にします。かいぶつのようなショベルカーが大地をほりかえし、木々をつぎつぎにたおしているのです。「森がこわされていく。なんとかしないと」でも、ドキドキしてこえが出ません。ショベルカーは地面をゆらしながら、どんどんちかづいてきます…森の一大事に、ことりはどう立ち向かうのでしょうか。
たとえちいさくても、思いをのせたこえは、時に世界をかえる力になる。人間関係に悩みはじめる小学生にこそ読んでほしい、訴えることの大切さをえがく物語。主人公のことりの存在は、小さな子どもやあらゆる弱者に置きかえて読むことができます。 児童書で数々の受賞歴があるトム・パーシヴァルとリチャード・ジョーンズによる、初の共作。

リチャード・ジョーンズさんの絵が好きなので、読んでみました。赤い小鳥が、自分のすむ森を守るために、勇気をふりしぼる様子に励まされる思いがしました。森のみんなの行動に心があたたかくなります。絵がとても素敵でした! (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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