![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
うらしまたろうといえば、日本に長く語り継がれてきた有名なお話。伝説物語のため、その内容は本によって少しずつ変わっています。では、はじめてうらしまたろうのお話に出会う子ども達には、どの本から手渡したら良いのでしょう?
そこでおすすめしたいのが、こちらの作品。お話は定番がふまえられていて、かつ二〜三歳くらいのお子さんにも分かりやすく、歌を歌うように書かれているのが特徴です。
「うみ うみ たっぷん なみ ちゃっぷん」 お話の中でたびたび繰り返される波の音。まるで目の前で海が寄せて返すかのような臨場感たっぷりに、心地良くお話の世界へと誘われていきます。
文章を担当されたのは、絵本や童話の創作だけでなく、童謡や合唱曲のための詩を数多く生み出されてきたこわせ・たまみさん。こだわりをもって書かれたリズム感たっぷりの文章は、ぜひ声に出して楽しみながら、子ども達に読んであげたいですね。。「うみ うみ たっぷん なみ ちゃっぷん」のところを一緒に唱えながら読んでみるのも楽しさが増しそうです。一方で、乙姫さんの日本的なお顔や全体を通しての優しい色使いが特徴の高見八重子さんの絵もじっくり眺めたくなる美しさ。はじめてのうらしまたろうは、ことばも絵もとても美しいこちらの1冊をどうぞ。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
うらしまたろうは、日本に長く長く語り継がれてきた、不思議なお話です。色々な形で再話されており、その本によって内容も少しずつ変わっています。この作品は、定番のうらしまたろうのお話を、二〜三歳くらいのお子さんにもわかりやすく、なおかつ歌を歌うように書かれています。「うみ うみ たっぷん なみ ちゃっぷん」というところは、文章を担当してくださったこわせ先生のこだわりです。最初のページに、この文は必要ないけれど、あえて海の情景を入れることによって、あとのページに出てくる「うみ うみ たっぷん なみ ちゃっぷん」ということばが響いてきます。画家の高見先生も、波のイメージを最大限に表現できるように描いてくださいました。「うみ うみ たっぷん なみ ちゃっぷん」このステキなことばの響きを楽しんでください。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
”うみ うみ たっぷん
なみ ちゃっぷん”
とても心に響く心地よい素敵な言葉です♪
イラストも優しくて、孫に読んであげたい日本昔話です。
”うらしまたろう”は、いろんな絵本が、出てますがなんだか
穏やかな気持ちになれます。
”うみ うみ たっぷん
なみ ちゃっぷん”
歌いながら孫の子守唄のように聞かせてあげたいと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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