![](/images/shoukai_movie.gif)
![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
このちょっと不思議な姿をしているのは、はしのはしたろう。え、はしが主人公!? いったいどんなお話が始まるというのでしょう。
はしたろうが散歩に出かけると、川の向こうでうさぎといのししが困っています。石の上にはかめたちが気持ちよそうに眠っていて、川を渡ることができないのです。そこで、はしたろうが川に入ると、思いっきりのびをします。
「うーーーん」
すると体が少しずつのびていき、向こう岸にかかります。大喜びでうさぎといのししが渡りおわるとまたもとどおり。今度は、道路の真ん中に大きなかば。これではバスが通れません。はしたろうはまたのびをします。さらに海についたはしたろうは、もっと大きなのびをします。
「んぐぐぐー――っ」
すると……?
確かに「はし」って、とても便利。でも、こんな風にのびたりちぢんだり、さらには自らお散歩をするだなんて、想像をしたこともありません。でも、はしたろうを見ていると、なんだかとっても爽快な気分になってくるのです。そして、ちょっぴり真似してみたくもなってきます。うーーん、んぐぐぐ―――っ。
作者つぼいかなおさんの、クスッと笑える絵本デビュー作。トムズボックス土井章史氏プロデュース作品です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![作者からのコメント](/images/shoukai_sakusha.gif)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
散歩に出かけた はしの はしたろう。 「う--ん」とのびをしてからだをのばすと、川の向こうや道で困っている動物やバスを渡らせてあげては、喜ばれます。そして、海についた はしたろうは「んぐぐぐ---っ」とのびをして…。 橋がのびるという発想が面白い! ラストまでクスッと笑えます。 対象年齢3歳から。 トムズボックス土井章史氏プロデュース作品。
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