![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
1カ月後にせまった「おおなわ大会」の練習について話し合っていた5年2組の学級会で、佐々木双葉が「おおなわ大会は出ません」と宣言し、騒然となる。足が少し不自由なため、“みんなは勝ちたいのに、自分がいると勝てなくて迷惑をかける”と考える双葉の悩みと、双葉を応援したいクラスメイトの考えは七人七様それぞれ食い違う。ときにぶつかりあい、お互いの知らなかった面を発見しながら、方法を模索していくクラスの仲間たちの挑戦と成長の物語。勝負するなら勝ちたい子、運動が得意な子、運動全般苦手な子、無難にまわりに合わせる子など、タイプの違うクラスメイトがそれぞれ違う角度からこの問題に切り込んでいく。身体的、気持ち的に違う人と、どうしたら一緒にやっていけるのかを考えることは、これからますます必要とされる力。伝え合い、自分たちにできる方法を見つけていく優しく清々しい物語。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
小学校には、大人になったら特に必要でないことでも必須のことがいろいろあって大変だなと感じていました。こどもたちは、つらくてもたいていのことはだまってやりすごしているのでしょうが、この本では彼らの本音が素直に聞こえてきます。5年生には5年生なりの人生があり、信念の根拠があり、でも自分の考えだけでは解決にならないこともある。クラスメイトの悩みにどう向きあい、どんな方法を考えるのか、見ものです! (本まるこさん 50代・ママ 男の子19歳、女の子14歳)
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