
巻頭特集:細密銅版画 線刻の魔術師たち 「線で描く」ことは美術の根幹であり、銅版画のオーソドックスな技法でもあります。 15世紀半ばに登場した銅版画はデューラーなど細密画描写に長けた作家たちを生み、その線刻表現は、やがて銅版画におけるスタンダードな表現の一種となっていきます。 本特集ではこのように長い歴史をもつ銅版画の中でも特に細密描写を中心に制作している40歳以下の新世代の作家たちを中心に、現在も活躍するベテラン作家たちの代表作をコメントとともに紹介するほか、西洋の歴史や東欧の作家たちにも触れ、「細密銅版画」のすべてを網羅します。
掲載作家:池田俊彦、謝敷ゆうり、齋藤悠紀、増田奈緒、坂東壮一、久保卓治、蒲地清爾、尾アユタカ、林 由紀子、片岡外志子、馬場 恵、初田有以、山根一葉、生熊奈央、木村遥名、雨宮ひかる マルティン・ショーンガウアー、アルブレヒト・デューラー、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ フィリップ・モーリッツ、ニコライ・バタコフ、カロル・オンドゥレイチュカ、エリック・デマジエール、カロル・デメル
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