
がんは国民の二人に一人が発症する病気です。 その原因は、人間が成長し生きていくためには避けて通れない細胞の増殖システムの異常といわれています。 また、がんは長く不治の病と恐れられてきました。しかし現在では先端科学の成果を駆使した治療が行われ、完治するケースも多くなってきました。 この絵本では、子どもさんが理解するのは非常に難しいテーマをあえて取り上げています。 それは、がんに立ち向かっている先端科学の素晴らしさを知っていただきたいことと、 保護者と一緒に健康について日常的に話し合う家庭が多くなればという願いをこめています。 絵本は子どもさんが大好きなイヌやネコが活躍するストーリーにしています。 さらに保護者ががんの予備知識を得ることができるように、がんの発生メカニズムやその予防についての ウォーミングアップ読本を付録としてつけています。 この読本を先に読まれたならば、子どもさんと一緒に絵本を読む楽しさが倍増することでしょう。 (著者橋本健夫氏の言葉より)
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