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新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

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10歳

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★5  食の多様な文化 投稿日:2009/08/30
ラブリーバードさん 40代・ママ・大阪府  女の子11歳、男の子10歳
手で食べる?
手で食べる? 写真・文: 森枝 卓士
出版社: 福音館書店
たくさんの不思議傑作集より。
食文化に関する知識の絵本です。

手を使って食べる、食べないで外国を見て見ると・・・。
韓国、ミャンマーフィリピン、ラオス、中国では、食べ方も食べる時に使う道具も違うんだね。
よく見てみると、国によって米の特徴が違っていた。
パサパサしているとお箸じゃむりなんだね。
食べるものにあわせてナイフやフォーク、スプーンやお箸がつくられたんだ〜。
17〜19世紀のイタリアでは、スパゲティーを手で食べている絵があると知りビックリ!!
いろんな食文化があることに子どもたちは、興味津々でした!
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★5  えっっ 投稿日:2009/09/07
みやとっとさん 40代・ママ・兵庫県  女の子14歳、男の子10歳
宮沢賢治の絵本 注文の多い料理店
宮沢賢治の絵本 注文の多い料理店 作: 宮沢 賢治
絵: スズキ コージ

出版社: 三起商行(ミキハウス)
ひとつずつ進んでいく準備に興味を持って聞いていましたが
結末に驚いて苦い顔つきになっていました
子供の食いつきは良かったですが少しブラックすぎるかもしれません
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★5  さかさまから読むと・・・あらビックリ!! 投稿日:2009/09/03
ラブリーバードさん 40代・ママ・大阪府  女の子11歳、男の子10歳
光の旅かげの旅
光の旅かげの旅 作・絵: アン・ジョナス
訳: 内海 まお

出版社: 評論社
ストーリーは、他愛ないのですが、さかさまからも読める楽しさがあります。
コントラストの強いモノトーンで描かれた世界。
さかさまにすると、今まで見ていたものと間逆になっている!
明け方の家並みは、月夜に照らされた街にかわったり!
さかさまにすることで、ストーリーも景色もひっくりかえるところが意表をつきます。
行きの話よりも、帰りの話に変り始めたところで、子どもは「あれっ?あれっ?」と、自分の目に映るものの変化に驚いていた様子でした。
小さな子どもから、大人まで一緒に楽しめる、グラフィックの素晴らしい本です。
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★4  男の子の兄弟だな〜 投稿日:2009/09/04
それいゆ・ぬーぼーさん 40代・ママ・長野県  女の子10歳
ぶんかいきょうだい
ぶんかいきょうだい 作・絵: 西平 あかね
出版社: アリス館
素朴なタッチの絵なんだけど、この「ぶん兄ちゃん」と「かい弟くん」
のやることなすことは、お母さんも目をまんまるくしてしまう。
ごみすてばで壊れた家電品を見つけたぶんとかいは、さっそく「ぼくらのけんきゅうじょ」に運んで、なにやら分解開始!
時計と扇風機を合体させ、時が逆に流れる扇風機を作り出し、自分たちもおじいさんになりかけたりして。

次々と驚くようなものを作りだすけど、ぜんぜんあきらめないこの兄弟。
男の子の頭の中って、一体どうなっているのやら。
男の子向けだと思うけど、絵は女の子にも喜ばれそう。
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★5  何か面白い本ない!? 投稿日:2009/09/04
それいゆ・ぬーぼーさん 40代・ママ・長野県  女の子10歳
でっこりぼっこり
でっこりぼっこり 作: 高畠 那生
出版社: 絵本館
…って聞かれたら、まずこれを挙げますね!

んもう、意味もなく出てくるナレーションをしている犬(のようなもの)『巨大人』の足跡が丘になっているシーン、次はいきなり「…あるひ、きょだいじんがマラソンをはじめました…」
なんや、トートツやなぁ〜!ってびっくりする間もなく巨大人の足跡でプール遊びを楽しむ人々、ニワトリを飼う人、どうにも利用しようがなく埋めちゃう人…。

だいたい、誰も驚いてないってのがナンセンスでしょ!?
すんなり受け入れちゃうんだから。
で、「へこむところあれば、必ず出っ張るところあり」と、出っ張り足跡が各地にあったりもする…。

最後にコケて呆けている巨大人が、あまりにもナンセンスな顔をしているから、これまた笑えちゃう。

ま、理屈ぬきで楽しめる絵本だと思いますよ、ホント。
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★4  進化のひみつ 投稿日:2009/09/03
ことままごんさん 40代・ママ・広島県  女の子10歳
のんびりオウムガイとせっかちアンモナイト
のんびりオウムガイとせっかちアンモナイト 作・絵: 三輪 一雄
出版社: 偕成社
オウムガイやアンモナイトが何なのかわからないくらい
小さい子だと、少し難しいかもしれませんが、
博物館などでアンモナイトの化石を見たことがある子どもなら
興味を持って読むのではないかと思います。

博物館が好き、恐竜の歴史もそこそこ知っている、
という程度のうちの娘にちょうどいいくらいの内容でした。

生き物の進化に興味を持ち始めた頃に読んであげると
まさにビンゴで心に残るのではないでしょうか。
進化の話としてはとてもわかり易いと思います。
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★5  世帯主が危ない! 投稿日:2009/09/02
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
うちのとうちゃん うちのねこ
うちのとうちゃん うちのねこ 作・絵: 高部 晴市
出版社: 岩崎書店
 昭和のにおいたっぷりの絵本です。
 犬は外犬が、九割の時代かしら?
 
 かあちゃんが、子猫を拾ってきて、あたしとねえちゃんとかあちゃんで、子猫一匹に大わらわ。
 冷たい視線の猫嫌いなとうちゃん。
 「飼っちゃいかん」の言葉とはうらはらに、ほっとけない。

 文体が、リズムがあり読んでいて楽しいです。
 招き猫あり、黒電話あり、ラジオあり、おかっぱ頭あり、おひつあり、丸いちゃぶ台。究極は、天井から吊されたかさつき電球。
 みんな、私の少女時代にあったものばかり。懐かし〜〜〜〜〜い。

 一番息子にうけたのは、
 ほんとに とうちゃん ねこぎらい。
 ねこが へやのなかを トットコ トコミャー
 のページです。

 ねこちゃんがこの家で居住権を獲得し、世帯主を脅かしている様子に私も笑いました。

 最後のページの縁側もよいですね〜〜〜。
 ガラス障子か紙障子かわかりませんが、接ぎあてを久しぶりに見ました。
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★5  夏休みにぴったりの絵本! 投稿日:2009/08/30
ラブリーバードさん 40代・ママ・大阪府  女の子11歳、男の子10歳
まほうの夏
まほうの夏 作: 藤原 一枝 はた こうしろう
絵: はた こうしろう

出版社: 岩崎書店
絵本に出てくる兄弟みたいに、子どもだけで特別な乗り物に乗って遠くに行くってことは、子どもにとっては大きな冒険だし憧れだ!
飛行機なんぞでおじいちゃんちに行くなんて、素晴らしい夏の幕開けだよ。うちは、田舎に帰省しても、ここまで自然たっぷりというわけではないし、絵本にあるような体験をしたことはない。
しかし、いまどきの町の子も、人との温かいふれあいや、ワンダフルな自然の経験に憧れるらしい。
息子も釣りや海水浴の場面の絵を丹念に見ていた。
読み終わった後は、自分も冒険いっぱいしてきたような生意気な顔をしてニヤついてた。
大人にとって懐かしく、子どもにとってはこんな夏休みあったらいいな、な物語です。
参考になりました。 3人

★4  季節の癒し 投稿日:2009/09/03
それいゆ・ぬーぼーさん 40代・ママ・長野県  女の子10歳
はる・なつ・あき・ふゆ
はる・なつ・あき・ふゆ 作・絵: ドゥブラフカ・コラノヴィッチ
訳: いぬい ゆみこ

出版社: 評論社
田舎のおじいちゃんとおばあちゃんのところで1年を過ごすことになったアンナ。
移りゆく四季の美しさと自然の恵みを、やさしい色彩の画面からいっぱい受け取ることができる。
読み終わったあと、とてもほっこりした気分になれるザグレブ(クロアチア)の作家の絵本。

わたくしはやさしいカンジがしてなごむが、その甘さにあまり馴染めない方もいるかも。
強く心に訴えかけることはないが、癒しの絵本としては最適。
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★5  気持ちを ほっこり させて くれます 投稿日:2009/08/30
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
ぐーぐーぐー みんなおやすみ
ぐーぐーぐー みんなおやすみ 作・絵: イルソン・ナ
訳: 小島希里

出版社: 光村教育図書
 秋、お月様、夜と連想し、この本を思い出しました。
 『ふしぎなナンターラ』のイルソン・ナさんの作品です。
 やはり、パステルカラーがベースの優しい色づかいが、気持ちをほっこりさせてくれます。

     そらが くらくなり 
     つきが ひかりだすと
   みんな そろって ねむりにつく


 で始まります。
 みんなが、眠りにつくのをただ一羽見守るみみずくくん。
 様々な動物が、眠る様子が各ページに紹介されています。
 ぞうさんのページは、『ふしぎなナンターラ』を思い出します。
 
 まばたきもしないで ねむっている …さん。おもしろ〜い。
 表紙絵になるわけですね。大笑い。
 くっつきあって ねむっている …さんたち。あったかそう。
 あっ、あんな所に、みみずくくんが〜〜〜〜〜。
 
 息子は、夜が明けたページで「うわ〜まぶしい朝だな〜。」と一言。さらに、次のページで「『ZZZZZzzzzz…。』がいいな。」と笑っていました。
 私は、片目をあけてねむる…さんのページが大好きです。
 動物の名前がわかるお子さんなら、何歳からでも楽しめるでしょう。
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★4  前後両方から読めます! 投稿日:2009/08/30
ラブリーバードさん 40代・ママ・大阪府  女の子11歳、男の子10歳
やまからにげてきた・ゴミをぽいぽい
やまからにげてきた・ゴミをぽいぽい 作・絵: 田島 征三
出版社: 童心社
「やまからにげてきた」は前から読んだときのタイトルです。
どんどん逃げてきた生き物たちには、住む場所を追われる理由があった。人間がゴミ処理場を作って環境を破壊したからだ。
後ろから読むときのタイトルは「ゴミをぽいぽい」。あれもこれも思いつくままに買って、ゴミのように捨てると・・・ごみ収集車がゴミを集め、山にあるゴミ処理場へもっていく。そして山の生き物たちは住む場所を追われる。
原因と結果を二通りの方向から読ませてくれる絵本です。
どちらから読むか選べるのも一つの楽しみです。
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★5  日本の夏! 投稿日:2009/08/31
それいゆ・ぬーぼーさん 40代・ママ・長野県  女の子10歳
お化けの真夏日
お化けの真夏日 作・絵: 川端 誠
出版社: BL出版
すごい笑えた〜!v(≧∀≦)v  とにかくお化けたちの表情がいい!

お化け屋敷に住んでいるたくさんのおばけたち!
ろくろっくびは、スイカを買いに行くが、美人なので八百屋の大将がおまけしてくれたりする。(ろくろっくびにデレデレする大将と、それをにらんでいるおかみさんの表情が最高!)
3つ目入道が「風呂上りのビールは最高!」と言って瓶ビールの栓を開けている。う〜ん、本当に美味しそう!
ながしそうめんをしたり、買ってきたスイカを切ってみんなで食べたり、花火をしたりと「日本の夏」ならではの夏の楽しみかたって本当に最高!
怖いはずのお化けたちなのに、なぜかぜんぜん怖くなく、なんだか全員近所の人たちのように見えるから不思議。
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★5  笑撃的! 投稿日:2009/09/03
ことままごんさん 40代・ママ・広島県  女の子10歳
う・ん・ち
う・ん・ち 作: なかの ひろみ
写真: ふくだ とよふみ

出版社: 福音館書店
いまだに下ネタから卒業できない娘が
5つ星を付けた絵本です。

ページを繰りながら笑うこと笑うこと。
その様子に、見ているこちらが笑ってしまうほどです。

笑いながら絵本にツッコミを入れているんですよ。
「この犬、こっち見んな!って顔しながらウンチしてる!」とか
「サイのうんちってスゴイ!
 前のが地面に付く前に次のがもう空中にある!」とか。

10歳にもなっているので、あとがきも読んで楽しんでいました。
あとがきも作者たちのうんちへの愛情が伝わってきておもしろいです。

下ネタが嫌いな方は眉を顰めるかもしれませんが、
子どもと一緒になって感心しながら大笑いするにはうってつけです。

リアルが好きな方にはぜひお勧めです。
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★5  労働の尊さを生活の中で体得 投稿日:2009/08/28
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
にぐるま ひいて
にぐるま ひいて 作: ドナルド・ホール
絵: バーバラ・クーニー
訳: もき かずこ

出版社: ほるぷ出版
 長いこと私の書棚に入れていました。
 作作者のドナルド・ホールさんが、語り継がれた昔話(19世紀初め)を作品にしたそうです。
 1620年、イギリス人が、入植をしたアメリカ北東部ニューイングランド地方が、このお話の舞台です。
 
 先住民との闘争もすみ、入植時から200年ほど先の、生活の安定し始めた頃のお話だそうです。
 
 ある入植者何世かの家族をモデルに、一年の生活スタイルが描かれています。
 家族総出で、作れるものをつくり、換金し、生活に必要なものを得る生活。
 皆、自分のできる範囲で精一杯労働しています。
 家族が一年をかけて生産したものが、荷車に積まれ、父によってポーツマスまで売りに出されます。
 
 家族がお互いの労働をねぎらい、協力している様子の中に信頼関係がうかがえます。
 “働かなければ、得られぬ事”を、こどもたちも生活の中で体得しているのがわかります。

「かえで砂糖」というのを見て、メイプルシロップのままでは売られていなかったのかと驚きました。
 父が買って帰ってきた鍋で、ニューイングランド生まれのスープ、クラムチャウダーが煮られるのでしょうか。
 
秋になると、カナダ国境より紅葉前線が南下し、カエデやブナをはじめ、たくさんの木々が赤、黄、橙になり、現在も観光スポットになっているところですが、この木版に描くという技法の絵で、今よりもっと美しかったであろう紅葉が見事に描かれていて感動しました。

 さて息子は、「エコな生活だな。お父さんは一人で売りに行くのか〜。」と、ついて行きたそうでした。
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★3  石はどこからきた? 投稿日:2009/08/30
ラブリーバードさん 40代・ママ・大阪府  女の子11歳、男の子10歳
石ころ地球のかけら
石ころ地球のかけら 作: 桂雄三
絵: 平野 恵理子

出版社: 福音館書店
小さいころから石が大好きでした。
丸い石、模様の入った石、白い石。
この本は、石はどこからきたか?どうやってできたか絵で教えてくれます。
岩が崩れ、海まで流され、堆積し、地層になり、褶曲し・・・。
マグマが冷えて固まったプレートの動きに押されて、海底にあった岩たちは海の上に持ち上がり高い山になる。
そして、新たな石ころが山から転がり落ち、次の旅が始まる・・・。
石ころのたびは、崩れては運ばれの繰り返しだけど、ひとめぐりするだけでも、どれほど気の遠くなるような時間が必要なんだろう。
読み終わると、石に興味のある子どもは、その手にした石を眺める目が変ってくるでしょう。
6年生理科の地層の学習の時にも使える知識の絵本です。
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★4  21ページのペンギンの表情が最高! 投稿日:2009/08/31
それいゆ・ぬーぼーさん 40代・ママ・長野県  女の子10歳
なつペンギン
なつペンギン 作: 塩野 米松
絵: 村上 康成

出版社: ひかりのくに
まちにやってきたペンギン。
真夏の暑い日中、誰も彼も暑くてたまらない。
ひかげで休むネコを見たり、洗車中のホースの水で涼んだり、そのうちお買い物にでかけるどこかのお母さんの陰に入ってついていくうちにスーパーマーケットに。
鮮魚売り場…わぁ、涼しそう!思わず魚と一緒に並んじゃった♪

なんか「うだるような暑さ」を身を持って表現している、ひょうきんなペンギンの表情が最高です!
できれば「ふゆペンギン」もあればいいのにな〜。
そしたら…フツーかしら!?
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★5  ☆ゆったりと青い海の世界☆ 投稿日:2009/08/30
ラブリーバードさん 40代・ママ・大阪府  女の子11歳、男の子10歳
じんべえざめ
じんべえざめ 作: 新宮 晋
出版社: 文化出版局
新宮晋の絵本では第三作目になる作品。
じんべえざめの雄大さや静けさが、ダイレクトに伝わってきます。
絵の構図にも秘密があるのかな?
斜めアングルから身体全体を描くと、まわりにいる生物との対比でその巨大さが伝わってくるし、見開きいっぱいにからだの一部を大きく描くことでも視界に収まりきらない巨体であることが伝わってくる。
新宮晋の絵本第一作目「いちご」と同様、ミニマムな言葉と詩的な比喩によって、じんべえざめと海の雄大さがきわだってくるアートな絵本です。
読んだ後は、深く深呼吸したくなりますよ♪
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★4  あたたかい布団が恋しい〜♪ 投稿日:2009/08/31
それいゆ・ぬーぼーさん 40代・ママ・長野県  女の子10歳
ふわふわふとん
ふわふわふとん 作・絵: カズコ・G・ストーン
出版社: 福音館書店
晩秋。もうすぐ冬はそこまで来ている。
やなぎむらの虫たちも、このままでは寒くてたまらないとあたたかい布団を探しに出かけました。
すると霜柱に突き上げられてこまっていたはさみむしのチョッキリさんに「ががいものたねならふわふわして暖かそうだよ」と教えてもらいました。
やなぎむらの虫たちは雪の降る中、ががいものたねを見つけ、持って帰ろうとしますが、大きくて運びにくい…。

画面いっぱいに秋の枯れた草の中で凍える虫たちと、ががいものたねを協力して運ぶ彼らの懸命な様子に、思わず「ガンバレ!もうすぐだよ!」と声を掛けてあげたくなってしまいます。
やっとたどりついたやなぎハウスで、ぬくぬくとあたたまる虫たちを見ると、心底ほっとしてこちらも暖かい飲み物が欲しくなったりして。
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★5  知らないことがたくさん 投稿日:2009/09/03
ことままごんさん 40代・ママ・広島県  女の子10歳
ニューワイドなるほど図鑑 にたものずかん どっちがどっち!?
 ニューワイドなるほど図鑑  にたものずかん どっちがどっち!? 作: 高岡 昌江
絵: 友永 たろ

出版社: Gakken
この本には、似ているようで違う動物がたくさん出てきます。

大人になるにつれ、自分も、
「名前は知ってるけど、どっちでもいいじゃん」
って感じに段々なっていたような気がします。

だけど、今まさに好奇心旺盛な子どもには、
この違いがワクワクするようです。
そして、子どもと一緒に読むと、
それまでの無関心な態度から一変、大人も好奇心が刺激されて、
子どもと一緒に楽しむことができました。

親子双方にお勧めの絵本です。
参考になりました。 1人

★5  読み手も 作り手も 楽しめそう 投稿日:2009/08/27
アダム&デヴさん 50代・ママ・青森県  男の子11歳
せんりゅうのえほん
せんりゅうのえほん 作: 西本 鶏介
絵: 斎藤 隆夫

出版社: 鈴木出版
 『おじいちゃんのごくらくごくらく』の西本先生と、
 『かえるをのんだととさん』の斎藤先生で
  とっても素敵な絵本です。

  短歌・俳句は堅苦しく教科書の中で学んだ記憶がありますが、
  川柳は、さ〜〜〜〜〜っと流されたようで(笑)、
  あまり記憶にありません。

  でも、今になると、制約がないぶん、
  川柳は読み手も、作り手も楽しめそうです。
  奥様川柳とかサラリーマン川柳とか。
 
  江戸中期に発生した庶民文化だそうですが、
  こどもたちもこの絵本を通し、
  かまえることなく、
  すばらしい文化と出会い、学べると思います。
  
  息子にうけたのは、
  あつそうに あしを ちぢめる やきするめ
  でした。

  私は、
  うまそうに なにやら にえる あまやどり
  絵が、ぴったりでした。
 
  しばらく、五七五会話でふざけていました。
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